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講師の紹介
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平田 美帆 氏
講師の紹介
平田 美帆 氏
福岡市出身。
地元経済情報誌の記者を経て、全国賃貸住宅新聞社に入社。
本紙人気企画の『管理戸数ランキング』『仲介件数ランキング』『人気設備ランキング』などを担当。
国土交通省や全国の管理・仲介会社、満室経営のオーナーへの取材をしている。
1.今抑えておきたい賃貸住宅業界のキーワード
まず今現在抑えておきたい賃貸住宅業界のキーワードですが、
①【民泊】
これは個人用の住宅の1部もしくは全部を宿泊料をとって 提供するサービスのことをいいます。
②【住宅エーフティーネット法案】
これは高齢者・オーナーにとって安心して貸し借りができる賃貸住宅の仕組みを新しく法律として作りましょうという内容です。
③【カスタマイズDIY】
入居者が賃貸住宅の内装を好きなようにリメイクしても大丈夫という賃貸契約の方法です。
2.入居者人気設備ランキング
全国の仲介会社にアンケートで集計を行った「人気設備ランキング」ですが、単身者・ファミリーのどちらを見ても「インターネット無料」という設備が1位になっています。
3.今どきのお部屋探し
2013年までは8割以上の人がパソコンでポータルサイトをみて部屋探しをするのが当たり前でしたが、2015年以降では隙間時間に部屋探しをしたい、部屋探しができるということで、スマートホンでポータルサイトを見て部屋探しを行う方法が主流となってきています。部屋探しをしている人はポータルサイトにある膨大な部屋情報の中から自分の好きな部屋を探して絞ってその中で仲介会社へ行くのは1社だけにするようにしています。そのため、現在では入居者ターゲットをしぼった賃貸住宅というものが増加してきています。なぜターゲットを絞った賃貸住宅が流行っているのかといいますと、「この家に住んで良かった」と入居者に思ってもらえるような住宅であることが現在の賃貸受託では一番大事だからだと思います。では、自分の物件を入居者に「住んで良かった」と思ってもらえるようにするための方法はいくつかあります。
①自分の物件の周りの物件について調べる
②入居者が決まる物件の特徴や理由について調べる
③周辺の物件、決まる物件、入居者の希望について仲介会社に協力してもらう
大切なのは、オーナーや管理会社が「この家でもっと自分らしい楽しい暮らしができますよ」というサービスを入居者に提供することで、賃貸に住むことが楽しい、より長くこの部屋に住みたいと思う人が増えていくと思います。